糖度13.0度以上の濃厚な甘さと、程よい酸味のバランスが絶妙な「大将季(だいまさき)」。
従来の不知火に比べ、果皮・果肉ともに紅が強く、鮮やかな橙色をしています。
粒はプチッと弾けるような口あたりで、そこから溢れ出す甘くジューシーな果汁が口いっぱいに広がります。
果皮は手でも剥きやすく、じょうのうも薄く種がないので、食べやすいのも特徴です。
華やかな見た目と食味の良さから、お歳暮などの贈答品としても人気の高い品種です。
大将季は鹿児島県のオリジナル品種であり、平成9年に阿久根市の大野孝一さんの園地で、不知火(デコポン)の枝変わりにより偶然発見されました。
その後、9年の年月をかけて改良を行い、大野さんの「大」と息子「将季」さんの名前をとって「大将季」として、平成18年に品種登録されました。
収穫された大将季は、光センサーにかけられ、糖度13.0度以上、酸度1.0度以下の厳しい基準をクリアしたもののみが出荷されます。
①全体的に濃い橙色に着色しているもの
②手に持った時に、ずっしりと重いもの
③皮に締まりがあるもの
ポリ袋に入れて、直射日光の当たらない涼しい場所で保存してください。
食べた際に、酸味が強いと感じた場合は、少し追熟してお召し上がりください。
皮が柔らかいため、簡単に手で剥くことができます。
じょうのうも薄いので、そのままみかんのようにお召し上がりください。
大将季は、疲労回復や風邪予防に効果があるとされるビタミンCが豊富です。
その他にも、生活習慣病の予防に効果的とされるβクリプトキサンチンや、疲労回復やミネラルの吸収を促す効果などがあるとされるクエン酸なども含まれています。
カロリーが低くヘルシーなため、食後のデザートとしてもおすすめです。