
とうもろこしの甘みを存分に引き出した、やさしい味わいの茶碗蒸し。
芯から取ったとうもろこしの出汁と、塩だけで仕上げた、素材の旨みをじっくり味わえる一品です。
茶碗蒸しの中にも、あんにもとうもろこしをたっぷり使用し、とうもろこしの魅力を余すことなく楽しめます。
お子様にも食べやすく、夏の食卓にぴったりの一品です。

とうもろこしを皮ごとラップで包み、電子レンジで約1分加熱する。
とうもろこしの皮を剥き、包丁で実を削ぎ落としてほぐす。
芯は小さめにカットしておく。

鍋に①の芯と、芯が浸かるくらいの水を入れ火にかける。
沸騰したら中火で約10分煮る。

②の出汁を網でこし、240ccになるように調整する。
少ない場合は水を足し、多い場合はこした後に煮詰める。

ボウルに卵を割り入れ、③の出汁のうち140ccと塩1gを加えてよく混ぜて、網でこす。

むきエビをとうもろこしの粒と同じくらいの大きさに切る。
三つ葉は粗めのみじん切りにする。

耐熱容器に、ほぐしたとうもろこしをスプーン3杯分ずつ入れる。
④の卵液を50ccずつ注ぎ入れ、ラップをかける。

鍋に布巾を敷き、器の1/3くらいの高さまで湯を張り、容器を並べる。

蓋が閉まらないよう菜箸を挟み、弱火で25~30分蒸す。
菜箸を挟むことで“す”が入りにくくなります。

別の鍋に、残りのとうもろこし出汁(100cc)・ほぐしたとうもろこし・むきエビ・塩ひとつまみを入れ火にかける。
沸騰したら水溶き片栗粉でとろみをつける。

蒸し上がった茶碗蒸しに⑨のあんをかけ、中央に三つ葉をのせて完成。