ゆり根

ホクホクした食感がクセになる!栄養効果たっぷり女性の強い味方

産地
北海道産
入荷時期
11月~3月

商品の特徴

鬼ユリ、小鬼ユリなどの球根(隣茎)で、古くから薬用として利用されてきました。本格的に食用として栽培され始めたのは、江戸時代中期頃だといわれています。北海道産が全体の約95%のシェアを占めていますが、北海道での消費量はさほど高くなく、ほとんどが関西を中心に道外へと出荷されます。 ゆり根は畑に植えてから地中の茎に栄養を行き渡らせてぷっくりと太らせるために、花のつぼみを切るなどの手間をかけ、実に約3~6年の歳月をかけて丹念に育てられます。また、連作ができないため、一度植えた畑は7年ほど空けなければいけないそうで、栽培に時間と労力の掛かる高級食材です。 加熱するとイモのようにホクホクとした食感で、ほんのりとした甘味が特徴です。天ぷらやマッシュポテト、茶碗蒸しなど、様々な調理法で使用できます。調理の際は火の通りが早いので、せっかくの食感が損なわれないよう加熱しすぎには注意しましょう。正月料理や懐石のイメージが強いゆり根ですが、普段の食事からでも摂りたい栄養効果がたっぷり含まれています。ゆり根の持つ栄養素には、むくみや貧血に効果のあるカリウムや鉄分などが含まれており、特に女性に食べていただきたい野菜です。

MEMO

選び方

表皮が乾燥していて、鱗片の締まりがよいもの。全体的に色が白くて光沢のあるものを選びましょう。根が長く伸びているものは避けましょう。

保存方法

購入時におがくずと一緒に入っていた場合は、そのままおがくずと一緒にポリ袋などに入れて野菜室に入れておくと、約1ヶ月は保存可能です。剥き出しのものは、新聞紙に包んでポリ袋などに入れて、野菜室で保存します。ゆり根は水気に弱く傷みやすくなるので、新聞紙は決して濡らさないように注意しましょう。

栄養

高血圧の予防に効果のあるカリウムが特に豊富に含まれており、野菜の中でもトップクラスです。整腸作用のある食物繊維やビタミンCも多く含まれています。また、鉄分や胎児の発育に不可欠の栄養素である葉酸も豊富なので、妊娠中の方には特におすすめの野菜です。